この4日トリックリリック仲間大会に参加した男による環境調査結果報告
はじめに
こんにちは。一橋ポケモンだいすきクラブ2年のくろくま(@0kurokuma325)と申します。今回は10/5~8にかけて4日間連続でトリックリリック仲間大会に参加した自分が、環境調査の結果を報告していきます。環境が分からずに参加をあきらめている人や大会へ興味がある人の役に立てればと思います。
ちなみに参加した大会の結果は以下に示すように,初日こそ悪かったもののその後は200人近い大会で連続で1桁をとることができました。主催の皆様ありがとうございました!
追記 10/8 129人参加で7位 だが対戦数消化出来ず…
頻出の並び・ポケモン
よく当たった並びでパワーを感じたものは大別すると以下の4つです。
1. ウオノラゴン+ギガイアス
2.(,)ドラパルト(+セキタンザン,キリキザン)
3. ブリムオン+レパルダス
4.,+,, モジャンボ,オーロンゲ+積みエース
ひとつずつ解説を加えていく。
1. ウオノラゴン+ギガイアス
言わずと知れた今大会のトップメタ。砂かきウオノラゴンによる上からの攻撃が強力なのはもちろん、本大会で最も遅いギガイアスの存在によりトリル耐性も抜群。どちらもダイマしなくてもかなり戦えるポテンシャルを持つのも高評価点。
砂かきと頑丈顎の割合はデータによると6:4が多かった。個人的には、この環境ではS操作の手段が少ないため、頑丈顎にしても上からエラがみをできる機会はすくなくメリットは薄いと思う。ギガイアスは無難なとダイマしなくても強いが多い。
特筆すべきはウオノラゴンの型やダイマの有無である。技構成は無難だが砂かきになった分普段よりも打ち分けのきくや対策のが多く、こだわり系は少ない印象。また、エラがみを打つよりもダイマすることを優先することも多い。というのもS操作が少ないこの環境で、砂かきエースとして活躍できることが十分強いためである。実際、げきりんを元にしたダイドラグーンでをもっていると耐久無振りダイマを倒すことができる。ダイストリーム打ったら砂かきが消えるじゃんと思うかもしれないが、ドラパを上から倒せるのはそのデメリットを補ってあまりうる強さである。本大会ではウオノラゴンはダイマしないという固定観念は捨てて臨んだ方がいいだろう。
対策としては①トリックルームをはって下から攻める。②といった水に耐性のあるポケモンをダイマさせて迎え撃つ。③で状態異常にする(に注意)といったものが挙げられる。無理に天候を変えたりするよりも、普通に耐性のあるポケモンで迎え撃つ方が安定する。特に水タイプや草タイプを採用することで、の両方に有利になることができる。
2.(,)ドラパルト(+セキタンザン,キリキザン)
S操作が少ない本環境では、最も素早さが高いドラパを普通にダイマさせて普通に殴るだけで強い。本大会では苦手な悪タイプが多いものの、悪タイプで使用率上位に入ってきたのはでありドラパはキザン以外には有利ではないが展開を邪魔されるほど苦手ではない。こういった理由で活躍しているのではないか。
持ち物はが多いが耐久振りも一定数いるので気を付けよう。技構成もドラゴンアロー/ゴーストダイブ/そらをとぶ/まもる、というような普通のものが多いようだ。ただし、一定数特殊もいるので注意しよう。
特筆すべきはその組み合わせの多彩さである。と組んだ時のダイホロウ/ダイジェット+ダメ押しは非常に強力で要注意。と組んでいるときは波乗り+セキタンザンダイマもあるが、セキタンザンが動きにくい時はドラパがダイマすることもあるので注意である。また、後述するがとの組み合わせも優秀である。
対策としては①トリックルームをはって下から攻める。②で上から攻める。③などの耐久があるポケモンをダイマさせて迎え撃つ。④などで上から意表をついて攻める。などがあり、特に③についてはダイマの隣にを並べると、負けん気によりドラパのダイホロウ・ダイドラグーンを抑制することができる。
3. ブリムオン+レパルダス
本環境では悪・毒タイプが多いため両方に弱点をつけるブリムオンはトリルエースとして優秀だ。しかし、トリックルームをはるための補助が限られているのが懸念点である。このゆびとまれを使えるポケモンはなんと0体。怒りの粉をのみが使える。ねこだましを使えるポケモンは多いがゴーストタイプが環境に多い上ダイマックスされると怯まないため、ねこだましで補助をするのも難しい。そこで、トリックルームをもとにしたダイウォール+いたずらごころまねっこでほぼ確実にトリルを張れるはめちゃくちゃ優秀なのである。初手からこの動きを決めずとも、普通にねこだまし+トリックルームをするルートも取れるし、うそなきでブリムオンの火力も補助できる。
対策としては①の怒りの粉や諸々のポケモンのサイドチェンジでダイウォールをまねっこさせない。②パーティーにや黒い鉄球鈍足ポケモンを採用してトリル下で戦う、といったやり方が手軽である。スイッチトリルパーティーも多いため、トリル始動を阻止しようとして選出をゆがめるよりも、トリルを張られても切り返せるような状況を作る方が望ましいだろう。
4.,+,, モジャンボ,オーロンゲ+積みエース
全国ダブルでもよく見た形。怒りの粉や壁により、積みエースの補助をする。特にからの怒りの粉+竜の舞をされるとドラパルト対策の持ちポケモンでも抜かれてしまうので注意が必要である。
また、モジャンボは特性さいせいりょくであるため悠長にしているとすぐに回復されてしまう。眠り粉を持っていることも多く厄介なので、倒せるときに倒すことを意識したい。
対策としては①草タイプやで怒りの粉を無視して攻撃する。②こちらも同じ手を使う。③積む隙も与えずさっさとを倒し、積みエースにもダメージを入れる。といったものが挙げられる。とりあえず、この二体のサポート役を迅速に処理する手段はあった方がいいと言えるだろう。
多くはないが要注意の並び・ポケモン
ここからはたまに見るヤバいやつらを簡単に紹介しておきます。初見殺しに合わないようご注意を。コンボ好きの人たちには申し訳ない...。でも皆ならこれを超えるボコンが作れるよね!
決まれば普通に全抜きもあり得る。ワルビアルより速いポケモンで迎え撃とう。
ブーバーンのマッハパンチは忘れがち。一手でACS2段階上昇レパルが生まれる。しかし、そんなにレパルのパワーと耐久がないため有利なポケモンを投げればOK。
*派生形で+格闘弱点やのバレットパンチ軽業がある。
3.の鉄壁ボディプレス+ダイアースの要塞化
普通に積む。最低でも等倍特殊アタッカーか、できれば弱点をつけるポケモンは入れておきたい。
4. 某なみのりチャンネルリスペクトダイストリームからのすいすいが普通に強い。案外水タイプの通りがいいパーティーが多いため注意。ドククラゲがダイアシッドで火力補助したり、ギガドレインで水タイプにも弱点を突いてくるのが強い。
5.+ おいかぜ+ハチマキシルヴァディのだいばくはつ
究極の場整え。おいかぜを張りフィールドを更地にした状態で、先述の、、がセットで出されると普通にきつい。とりあえずだいばくはつの被害を最小限にできるように、まもるやタイプ受けをしよう。
総括
環境調査報告は以上です。少しでも皆さんの役に立てばうれしい限りです。トリックリリック本戦楽しみですね!期間は10/15~10/18で計45戦です。まだエントリーしてない人、パーティー組んでない人はこれを機に参加しましょう!
筆者:くろくま(@0kurokuma325)一橋ポケモンだいすきクラブ2年